機能的矯正装置
機能的矯正装置とは?
機能的矯正装置は、顎の成長や歯の位置を調整する目的で使用されます。取り外し可能なものが多く、夜間に装着して成長を促す役割を果たします。
特に顎の発育が重要な場合に効果を発揮し、子供の成長に合わせて段階的に使用されます。
機能的矯正装置は顎の成長力を利用して噛み合わせや骨格を整える治療なので、基本的に「1期治療(成長期の早期治療)」で使用する装置です。
取り外し可能な装置のメリット・デメリット
メリット
顎の成長を正しく誘導できる
出っ歯・受け口など骨格が原因の不正咬合に効果的です。
痛みが少なく子どもが続けやすい
ワイヤー矯正と比べて装着時の負担が少ないのが特徴です。
取り外し式の装置もあり衛生的
食事や歯みがきの際に外せるため、虫歯になりにくいです。
将来の本格矯正が不要または軽度で済む可能性
早めに顎のバランスを整えることで、成人矯正の負担を軽減できます。
口呼吸・舌癖・姿勢の改善にもつながる
歯並びが悪くなる原因そのものにアプローチできます。
デメリット
使用時間を守らないと効果が出にくい
取り外し式の場合、決められた時間の装着が必須です。
慣れるまで発音しにくいことがある
数日〜数週間で慣れる方がほとんどです。
年齢に制限がある
顎の成長が落ち着く中学生以降では効果が小さくなります。
トレーニングが必要なこともある
舌の使い方や呼吸の改善を併用する場合があります。
八王子にある佐藤歯科では、こうしたメリット・デメリットを患者さんに丁寧に説明し、一人ひとりに最適な矯正方法を提案しています。
機能的矯正装置の種類
取り外し式(マウスピースタイプ)
プレオルソ、T4K(TRAINER)、バイオネーターなどがあり、口腔筋機能の改善を目的とした装置で、装着の痛みが少なく続けやすいのがメリットです。
固定式(院内で装着するタイプ)
FKO(機能的顎矯正装置)、リップバンパー、急速拡大装置(必要に応じて併用)などがあり、確実に顎の成長を誘導したい場合に使います。
取り外しできないため効果が安定しています。
料金表(自由診療)
子供の矯正
●1期治療
・顎の成長成長のコントロール
・乳歯から永久歯への生え代わり誘導と観察
検査診断料
30,000円(税抜)
装置、治療代
350,000円(税抜)
調整管理料
5,000円(税抜)
●2期治療
・1期治療後のマルチブラケットによる仕上げの治療
検査診断料
5,000円(税抜)
装置、治療代
450,000円(税抜)
調整管理料
5,000円(税抜)
●ムーシールド(乳歯列の反対咬合)
検査診断料
30,000円(税抜)
装置、治療代
60,000円(税抜)
調整管理料
2,000円(税抜)











